SANSUI SMC-300BT の真空管を Tung-Sol 12AX7A (ロシア製)に交換後、低音から高音まで音がしっかりして、全体的に爽やかな音質のように感じ、真空管により音質に大きな差があることに驚きました。

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低音域や高音域が伸びた結果、SANSUI SMC-300BTのセットスピーカーでは、音が窮屈な印象を受けたため、スピーカーとスピーカーケーブルを交換しました。


スピーカーは、1万円以下の価格帯では定番の YAMAHA NS-BP200BP (Amazonで8,980円)です。

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高音の伸びが気持ちの良い素直な音のスピーカーです。
YAMAHA NS-BP200BPはストックがありましたので、真空管を交換する前にも一度スピーカーを交換したのですが、高音が不足気味のJJ ELECTRONIC ECC83Sの音とは馴染まず、セットスピーカーに戻していました。

スピーカーケーブルは、CANARE の 4S6G です。

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業務用ですので、低価格で構造もしっかりしており、コストパフォーマンスが高いケーブルです。
無酸素銅(OFC)の4芯をより合わせてあり、低ノイズでフラットな音質のケーブルですが、被覆のある4芯をシース(外皮)で覆う構造のため、皮剥きに手間がかかるのが欠点です。

私は、手間を省いて音光堂の加工済ケーブルを購入しました。(Amazonで 2m×2本で1,450円

Tung-Sol 12AX7A への交換後、JJ ELECTRONIC ECC83S の音も捨てがたく、少し後悔していたのですが、Tung-Sol 12AX7A の素直な音が YAMAHA NS-BP200BP との相性が良さそうだと思い、ケーブルもフラットな音質のものを選んで交換してみたところ、大正解でした。

低音から高音まで素直な音質、加えて真空管らしい中音域の良さが生きて、ボーカルも気持ちよく響きます。

あらためて、SMC-300BT のコストパフォーマンスの高さを感じました。